金型求人コラム 金型の種類の解説:プレス加工篇1

2023/06/24

プレス金型やプレス加工業に就職を目指す方々のための金型求人コラムVol1

プレス金型の製造やプレス加工に携わり始めた方々、または就職を希望される方に対してお送りする「金型求人コラム」。今回は、金型の種類の解説“プレス金型篇1”です。

金型職人やプレス工になるには、まず金型をしろう! (金型求人コラム)

プレス金型やプレス加工は、日本のものづくりに欠かせない基幹産業です。もしあなたが、この業界で働きたいと考えておられるのであれば、求人票を確認するとともに、業界の知識を身に着けておかねばなりません。この金型求人コラムでは、これから金型に対する解説や、プレス加工についての基礎をわかりやすく解説していきます。

プレス金型の現状 (金型求人コラム)

薄い板状の金属を素材とする、部品類の大量生産に欠かせないのがプレス金型です。プレス金型とは、他のコラムで何度もお話ししてきましたが、素材・材料を加圧して成形するための金型のこと。日本で生産される約半数は、このプレス金型になります。

プレス金型で作り出されるもの

プレス金型で作り出されるものには、いったいどんなものがあるのでしょうか?

代表的な加工製品としては、自動車のドアやボディー・ボンネット・トランクリット。電動系でいえば、モーターのコア部分・レンジ類。食器や調理機器・シンク・ビールや缶詰の缶など、多種多様なものがつくられています。

プレス金型の原理 (金型求人コラム)

プレス金型はある程度の薄さの金属の板を、プレス機の高圧を使って、任意のカタチに整えていきます。極端に高い加圧がかかる、プレス金型は非常に高強度な金型であるといえるでしょう。ではプレス加工ではどのような加圧が行われるのでしょうか?

プレス金型の加圧の種類

代表的なプレス加圧の方法は、次のようになのものがあげられます。

① せん断加工 金属板に所定の穴形状を打ち抜いたり、形状に切断したりする加工です。

② 曲げ加工 金属板をVの字型や直角に出|げて変形させる加工です。

③ 絞り加工 金属板を徐々に伸ばしていって、カップのような形状に変形させる加工。缶ビールの缶を連想すれば理解しやすいと思います。

④ 接合 2つの金属板をリベットで「かしめ」たりして接合する方法です。

 

プレス金型・加工に求められる人材とは?

プレス金型・プレス加工を生業としする企業が欲する人材は、「理知的」「粘り強さ」「好奇心」といった要素を持つ方になります。よく『業界の製品の質と、そこで働く人とは共通する特徴がある』と言われますが、言えて妙ですね。プレス金型でいうと、硬さ・精密さ・根気強さといったところでしょうか?

一時期にくらべ、中国からの生産拠点のUターン化が目立つ製造業。今後、メイドインジャパンの流れがますます加速しつつあると思います。あなたの「やる気」に期待します。

 

金型・プレス加工に関する求人は、協栄製作所にご相談ください。

 

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