プレス金型の修理・メンテナンスについて「お客様の声」Vol2

2023/06/19

このページでは、プレス金型の修理やメンテナンスに関する協栄製作所の対応例をご紹介させていただいています。稼働中(かつて稼働していた)のプレス金型は、摩耗や歪が生じているものもあり、その原因も様々です。当社はその一つひとつに気を配り、お客様のご要望に丁寧にお答えいたしております。

プレス金型 金型の修理・メンテナンスに関する対応例のご紹介①

ケース1 プレス金型を製造した会社が倒産してしまった…。

(お客様よりのご要望)

長年プレス金型を使って製品を作ってきたのですが、最近プレス金型の寿命化近くなってききたようで、思うように精度が出なくなってきてしまいました。しかし金型を作ってくれた会社が倒産したようで、連絡がつきません。当然、設計図や仕様書も手元にない状態です。こんな状態の金型ですが対応いただけますか?

(協栄製作所の対応)

このお客様のプレス金型は、非常に曲げ工程の多い「板バネ」の金型。作業工程を拝見しても、不具合が生じている金型と、他の金型との関係性が見られるものでした。こういったケースは「付け焼刃」的な対処を行っても、作業工程に悪影響を与えるケースが多いと判断。一度、該当金型を使ってスケルトンを作成し、作業工程ごとの寸法を計測しました。その後、製品製作を鑑みつつ「ねらい寸法」を思考。各部の微調整を試みました。

もちろん長年稼働してきたプレス金型ですので、調整だけで対応できない部分も多々あります。そこでプレス金型を一度解体し、不具合を起こしている部品は新たに製作後組み付け。トライを繰り返しつつ調整することで、本来の要求寸法をクリアさせました。
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このお客様は、製品納期が迫っていたこともあって、金型の移送の時間が取れない状態でした。そこで、お客様に当社よりご提案させていただき、当社のプレス機器を使って、急きょ55,000ショットをプレス加工。当社よりお客様の納品先に、製品を納品させていただきました。同時にプレス加工時の稼働安定性も確認。お客様にご納得いただいた上で、プレス金型を納品させていただきました。

(お客様からのお喜びの声)

プレス金型の不具合を感じつつも、金型を製造した会社の倒産や設計図がないことが問題となって、ズルズルと金型を使い続けていました。最終的には、既定の寸法がでなくなり、現場サイドで対処療法的な対応を取っていたものの、いつお客様にご迷惑をかけるのか不安でした。

協栄製作所さんは、設計図も仕様書もないウチの金型を適切に診断し、新しい作業工程の提案もしてくれた。「頼もしい」と感じましたね。また製品の納期が迫っていた中での金型修理でしたので、金型を「移送」⇒「据え付け」⇒「トライ」を行う時間がなかった。だから協栄製作所さんから、プレス加工の代行いただける提案をもらった時は、本当に助かりました。
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本当は新たな金型の発注を行いたいところなんですが、予算の兼ね合いもあり難しい。でも今回の修理・メンテナンスデ、経費も大幅に抑えることができました。得意先にも迷惑をかけることなく済んだので、良かったと思います。

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